So-net無料ブログ作成
検索選択

広辞苑第6版発売で新語、めっちゃ収録。イタリア版「広辞苑」には、「頭突き」が登場。 [イタリア]

日本の代表的な国語辞典である「広辞苑」の第六版が、
来年1月11日に発行されるようです。

新聞各紙に出ていたのですが、
朝日新聞の見出しが面白かったので、
アサヒコムで記事を探したのですが、残念ながら掲載されていません。

2007年10月24日、
《広辞苑めっちゃ変身 若者言葉含め1万語追加 4割弱カタカナ語》

記事の内容も新たに収録された項目を表にして、詳しく論じています。
ネットにないので、読売新聞を。
《「うざい」「いけ面」も登場、広辞苑10年ぶり改訂》
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20071023it13.htm?from=top

各紙を見てみると、
新収録…「ラブラブ」「うざい」「逆切れ」「内部告発」「イラク戦争」「ニート」
      「着メロ」「顔文字」「ワンセグ」「癒(いや)し系」、
      「クレーマー」「ニート」「敵対的企業買収」「京都議定書」、
      「いけ面(めん)」「うざい」「ブログ」「スイーツ」。
  朝日の記事によれば、《時代とともに消えつつある言葉も、「記録のため」と
  いう理由で補充した。》
  具体的には、
  補充(昭和の言葉)…「青バット・赤バット」「ウルトラマン」「おしん」「真知子巻」
  さらに朝日では、方言も収録されたと伝えています。
  方言…「きときと」「めんそおれ」
落選組…「イナバウアー」「萌(も)え」「できちゃった婚」「クールビズ」
削除組…「上高森遺跡」

こうなると採否の基準が知りたくなりますね。
朝日によれば、
インターネット検索エンジンや新聞記事データベースでヒットした語数などを勘案》とのこと。

紙の辞書は、電子辞書、ネットの無料辞書などに押されていますが、
新語の選択にあたっては、その成果を十分に生かしているわけですね。

ユニクロが「広辞苑」Tシャツを出すというのもユニークな試み。
http://www.uniqlo.com/jp/corp/pressrelease/2007/10/k6ut.html
詳しくは、岩波書店のサイト
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0801210/index.html

これで気になるのは、電子辞書にいつ新しい第六版が搭載されるのかということ。
電子辞書の新機種の発売は、一番の需要期である春の前、2~3月になされますから、
もしそこで出されたら、冊子版の売れ行きに響くでしょうねー。
(DVD-ROM版も1月11日に発売される)

また今回の改訂で一部で批判されていた、
左翼的、自虐的な記述は改められたのか?
それも気になります。

お言葉ですが…〈4〉広辞苑の神話 (文春文庫) (文庫)
広辞苑の嘘
『広辞苑』は信頼できるか―国語辞典100項目チェックランキング

例えば、広辞苑第五版の、
《ちょうせんじん‐きょうせいれんこう【朝鮮人強制連行】テウ‥キヤウ‥カウ日中戦争・太平洋戦争期に
百万人を超える朝鮮人を内地・樺太(サハリン)・沖縄などに強制的に連行し、
労務者や軍夫などとして強制就労させたこと。女性の一部は日本軍の従軍慰安婦とされた。》
の記述。

さて、広辞苑は10年ぶりの大改訂のようですが、
イタリアの「広辞苑」とも呼べる国語辞典ジンガレッリ(Zingarelli)は、
毎年秋に改訂版を出版しています。

今年も、2008年版が発売されたようです。
http://www.zanichelli.it/dizionari/SchedaDettaglio.asp?IDbook=4455&ID=1000
Zanichelli社が発行。(なお社名と同名の百科事典も出している)
こちらから中が見られます。
http://www.zanichelli.it/img/zingarelli_pres/flashviewer.asp

10月19日、読売新聞夕刊で、
ローマから松浦一樹特派員が伝えています。
《ローマ 新語「頭突き」一発定着》

自分もこのジンガレッリをもっていますが、
毎年は、買っていません。(2002年度版まで)

冊子だけ、CD-ROMがついているタイプとあり、
便利なので、CD-ROM付きを買っています。
でも、ウィンドウズXPとの相性が悪く、固まったり、
動作が遅いので、そろそろ変えどきかなー。
(失礼しました。冊子のみはありません。
CD-ROMつきがそうでないかという2種類です)

さて、その2008年度版で、どんな新語が付け加えられたか。
記事では、「フィキッシモ」があげられています。
これは、「最高に粋な」を意味するとか。
若者の流行語だとか。(fichissimo)

400語の新語が追加されたとして、
iPod、グーグリングなどをあげています。

そして、詳しく解説しているのは、「クラニャータ」。
「頭突き」という意味です。

そうあのワールドカップでのジダン選手の騒動から生れた言葉。

あの「事件」を伝える際に、イタリア語では、
日本語の頭突きにあたる言葉がなく、記事にもあるように、
《「頭部で攻撃する」といった表現が使われ》ていました。

ようやく《一語でぴたりと言い表す言葉が》出来たという訳ですね。

記事でクラニャータと書かれていたのは、craniata
(クラニアータの方が近い? ちなみに英語でcraniumは頭蓋骨)

2007年9月14日のLe Republicaの記事。
《Dalla craniata a pizzino e teodem
Le nuove parole dello Zingarelli 2008
http://www.repubblica.it/2005/j/sezioni/scuola_e_universita/servizi/parole/nuovo-zingarelli/nuovo-zingarelli.html

他に、teodem, arrapante, pizzinoがあがっています。
新語は、新聞からの他に若者言葉や隠語(例えば、pizzinoはマフィア言葉)からも、
とられているようですね。

三代にわたって辞書を作ってきた松井さん。
毎日、新聞、本を読んで、新しい言葉、用例がないか調べ、
見つけると、カードに記載していたとのこと。
そうした地道な積み重ねの中、「日本国語大辞典」が生れたのですね。
出逢った日本語・50万語―辞書作り三代の軌跡
こちらは、その第二版をもとに3冊にまとめた精選版。
日本国語大辞典 〔精選版〕 1
日本国語大辞典 (2)》
日本国語大辞典 (3)


追記
毎日新聞、毎日.jp
広辞苑:10年ぶり改訂 1万項目を追加
http://mainichi.jp/enta/book/news/20071024k0000m040118000c.html


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(1) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 2

nikitoki

今日、5月25日は「広辞苑記念日」。1955年5月25日に「広辞苑」の初版が発行されたことを記念して、制定されたそうです。2015年(平成27年)で「還暦」。表紙が赤い還暦記念の特別版も発行されました。ちなみに初版の登録語数は20万語、定価は2000円。第六版(の普通版)は、収録語数が24万語、定価は8000円(税抜)。この記念日のせいか、この記事にアクセスが集中しています。
by nikitoki (2016-05-25 15:07) 

nikitoki

2017年5月25日も去年と同様「広辞苑記念日」ということで、この記事にアクセスが手中しています。「広辞苑」を編纂した国語学者・新村出(しんむらいずる)の文献を所蔵している京都市北区の新村出記念財団重山(ちょうざん)文庫が、広辞苑に関係する資料の一般公開を始めたそうです。
重山文庫
http://s-chozan.sakura.ne.jp/
by nikitoki (2017-05-25 18:31) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。