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コロンブスは何人? その出自に新説。 [イタリア]

コロンブスは、イタリアのジェノバ生まれのイタリア人。
そう思っている人は多いのですが、彼の出自は謎に包まれ、
まだ定説はありません。

これまでにも、彼の身元を明らかにしようと多くの学者、研究機関が
調査を進めていました。

その中の一つが、スペイン国立グラナダ大学の遺伝鑑定研究所が
現在行っている、コロンブスやその子孫の遺骨を使ったDNA鑑定。

2006年3月30日(木)[朝日新聞朝刊]  コロンブスの出自に迫る 
謎解き5年越し DNA調査大詰め》
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jinrui/keiji_ban/keiji_kiji.html

コロンブスとその息子の遺骨を鑑定し、さらに地中海地域の「コロンブス」姓の
人のDNAを調査し、彼の出自を明らかにしようという試みです。

上の記事は、コロンブス没後500年の年に書かれたものですが、
彼は、1506年5月20日に亡くなったことは記録に残っていますが、
生年月日に関しては、不明となっています。

またそもそも新大陸を探すために航海に出たとする
その動機自体にも、不明な所があり、これまで

様々な議論がされています。

今回の新説は、本名がペドロ・スコット(Pedro Scotto)で、
ジェノバの出身の商人の息子で、スコットランド人の子孫というもの。
名前を変えたのは、かつて ビンチェンゾ・コロンブス(Vincenzo Columbus
という海賊の下で働いていたから…。

さすがにスコットランド人説はこれまでなかっただけに、
興味を引くと言えば引くのですが…。
 
Yahoo!百科事典《コロンブス(ころんぶす)》
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%96%E3%82%B9/

この説が正しいとすれば、グラナダ大学が行っている、
コロンブス姓の男性のDNA研究は
全くの的外れなものとなってしまいますね。

さて、コロンブスと言えば思い出すのが、「コロンブスの卵」。
コロンブスがアメリカ大陸を「新発見」してスペインに帰国。
その祝賀会の席上で、その功績を快く思わぬ人が、
「コロンブスの発見はいずれ誰かが行った」と疑問を呈します。

それを聞いたコロンブスは、
「この卵をテーブルに立てられますか?」と問いかけます。

誰もそれが出来ないのを見た後、彼は、卵をテーブルに打ち付け、
立てるてることに成功し、「人のした後ではなんの造作もないことです」と
告げたと。

このコロンブスの卵は、実話ではなく、
イタリアの作家ジロラモ・ベンゾーニ(Girolamo Benzoni)が、
「新世界史(Historia del Mondo Nuovo )」(1565年)の中で書いた
作り話とされています。

そのベンゾーニの元ネタと言われているのが、
イタリアの建築家でフィレンツォのドォーモを
設計したブルネレスキの卵。

Yahoo!百科事典《ブルネレスキ(ぶるねれすき)》
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%AD/

但しその話は、ウフィツィ美術館のヴァザーリの回廊で知られる、
建築家で評論家のジョルジョ・ヴァザーリの本の中で紹介された
エピソードで、これの創作ではと伝えられているようです。

《Le vite de' pi eccellenti pittori, scultori et architetti italiani》
(「美術家列伝」)の《Filippo Brunelleschi》の項目。
http://bepi1949.altervista.org/vasari/vasari50.htm

フィレンツェのドォーモを作るに際し、
ブルネルスキの示した案は、当時の常識を覆す物。
当局、教会側はこぞってブルネレスキに反対。

ブルネレスキは、
「石の上に卵を立てられる人物に任せれば?」と提案します。

誰もが立てられません。
最後に彼が卵の端を叩いて立たせ、
結局、ドォーモは彼の設計によることになったというものです。
(卵の半円形)

ウィキペディア、イタリア語版。
《Uovo di Colombo》
http://it.wikipedia.org/wiki/Uovo_di_Colombo

ブルネレスキには、ドナテッロとの間に、卵の十字架
という面白い話もあるのですが、それはまたの機会に。

参考、ウィキペディア、イタリア語版。
《Donatello》
http://it.wikipedia.org/wiki/Donatello

「卵が立つ」話に関しては、立春の日に立つとの言伝えもありますね。

「立卵家」という肩書きを持つ、津野正朗さんという方がいらして、
一度に卵を100個立てるなどの
パフォーマンスや、卵を立てる研究をされているようです。
http://www.hengchia.cx/FootMarks/BS-Ref_Egg-stand-1.htm

なお、ニワトリを新大陸に伝えたのは、
コロンブスと言われています。

Yahoo!百科事典《ニワトリ(にわとり)》
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%83%8B%E3%83%AF%E3%83%88%E3%83%AA/

やっぱり、コロンブスは卵に縁がある?

 


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by お名前(必須) (2014-08-25 19:34) 

nikitoki

1492年10月12日にクリストファー・コロンブスが、アメリカ大陸をへ「発見」および到着したことをを祝う日として、アメリカ合衆国では「Columbus Day 」(コロンブスの日)を設けています。しかしこのところアメリカでは、人種差別を巡って論争、騒動が多く発生しており、歴史上の人物であるコロンブスおよびその業績に関して見直しが行なわれています。その中で、コロンブスを、先住民を迫害した人物としてとらえるグループも発生、この祝日の名を「先住民の日」に変えるべきだとの主張も出てきています。今後、コロンブス及びコロンブスの日を巡って、動きが出てきそうです。

by nikitoki (2017-10-12 15:26) 

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