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今でも「女性をトンネルに入れると山の神が怒って事故が起きる」のか? どぼじょ(土木系女子) [気になるニュース]

歴史好きな女性のことを「れきじょ(歴女)」と
言うことは知っていました。

では、皆様、「どぼじょ」はご存じですか?

私は知りませんでした。

去年、25年ほど健気に働いてくれた
深夜電力を利用した電気温水器が、
ついに壊れ、交換することになりました。

タンクを設置するのは3階。
表の道路から巨大なタンクを運び上げ、
窓から室内に運び込むのは、かなりの重労働。
その時に、全体を指揮する現場監督は、なんと女性でした。

こうした土木または建設現場で働き、大学の土木系学科で学ぶ
女性のことを、「どぼじょ」(土木系女子)というのだそうです。

最近、現場また大学の土木系学科に学ぶ女性が増えているのだそう。

全国土木系女子学生の会もあり、
1987年の設立当初は十数人だった会員が、
現在では、100人前後にも。

ちょっと古いですが、2007年の定例総会の案内
http://www.trpt.cst.nihon-u.ac.jp/pdfs/joshi_doboku2007.pdf

2010年12月15日の朝日新聞夕刊にも
取り上げられていました。

上にも書いた土木系女子学生の会の事務局がある
関東学院大学で学ぶ女性、実際に現場で働く鹿島建設の
女性などが紹介されていました。

その記事にもあるのですが、
自分も以前、聞いたことがある土木業界のタブー。
《女性をトンネルに入れると山の神が怒って事故が起きる》。

青函トンネルを掘る時に、大出水で大変な難工事だったそう。
この時にも女性は入ってはいけないとのジンクスが守られたそうです。
またトンネルの開通式にも女性は忌避されたなんて話を聞いたことも。

トンネル工事は危険な職場ということで、
確か女性が働くことは法律で禁止されていた
と聞いたことがあるのですが、どうなったのでしょうか?

労働基準法第64条の2
(坑内業務の就業制限)
第六十四条の二  使用者は、次の各号に掲げる女性を当該各号に
            定める業務に就かせてはならない。
一  妊娠中の女性及び坑内で行われる業務に従事しない旨を
   使用者に申し出た産後一年を経過しない女性 
   坑内で行われるすべての業務
二  前号に掲げる女性以外の満十八歳以上の女性 
   坑内で行われる業務のうち人力により行われる掘削の業務
   その他の女性に有害な業務として厚生労働省令で定めるもの
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO049.html

女性の坑内労働は原則禁止なんですね。(18歳未満の者も同様、同法62条)

平成17年(2005年)の文書
《「女性の坑内労働に係る専門家会合」報告書について》
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/07/h0704-3.html

がしかし見直しが進んでいるようです。
今はどうなっているのでしょうか?

《土木技術者女性の会》
https://womencivilengineers.secure-ymc.jp/

ちょっと話はずれるかもしれませんが、
トンネルのように意識としても、
女人禁制となっている場所はまだ色々あるようです。

大相撲の土俵が問題になった時に、
神社、山などでの女人禁制が取り上げられ、
議論されました。
(奈良の大峰山の女人禁制など)

大相撲の土俵はまだですが、
その他はどうなったのでしょうか?

産経新聞、2010年3月7日、東大寺のお水取り。
《【麗し大和・記者の裏話】(10)女人禁制と「青衣の女人」》
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100307/acd1003070704002-n1.htm

脚本家で、前横綱審議委員の一人であった
内館牧子さんが、東北大学で、歴史、宗教史などを習い、
大相撲の土俵の女人禁制について記したのが、この一冊。

女はなぜ土俵にあがれないのか (幻冬舎新書)》(アマゾン)

そういえば、昔は、酒蔵も女人禁制で、
蔵の中に、女性は入れなかったんだよなー。

新装版 夏子の酒(1) (講談社漫画文庫)》(アマゾン)


少し前は、「ガテン系女子」なんて言葉もありましたね。
こちらは肉体労働一般で、上の「どぼじょ」より少し、
職域が広いのかな?

追記
2018年4月6日
《相撲における「女人禁制の伝統」について》
http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/933/1/59-1-zinbun-06.pdf



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nikitoki

舞鶴市で行われた大相撲巡業。2018年4月4日、土俵上で挨拶した市長が倒れたため、女性が心臓マッサージなど応急処置を行いました。その際、若手行事が、「女性は土俵から降りるように」と数回、場内アナウンスしたとのこと。女性はそのまま応急処置を続けた後、救急の男性が来たため引き継いで降りたとのこと。八角理事長はアナウンスが不適切であったと謝罪しました。
by nikitoki (2018-04-05 09:56) 

nikitoki

「女人禁制」は、穢(けが)れ=不浄という思想に由来するとされています。穢れたものに触れると穢れるという考え方。穢れには死、出産、血があります。女性は特にその二つに関わるため不浄と考えられ、聖なる場所、人には触れたり、関わったりしてはいけないと考えられました。
by nikitoki (2018-04-05 10:08) 

nikitoki

大相撲の女人禁制について、よく説明されるのは女神の嫉妬説。力自慢の男同士が競い合い、五穀豊穣を司る女神を喜ばせるのが大相撲。女性が土俵に上がると女神が嫉妬して豊作が望めなくなることから女人禁制になったとの説です。
by nikitoki (2018-04-06 08:50) 

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