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ジェノバのマルコと言えば…、「母をたずねて三千里」だけど。「フランダースの犬」とイタリアの関係。 [イタリア]

11月13日、会社で、イタリア人と会話。
その際、自分が、指先のない手袋をしていたのを見て、
《Il piccolo scrivano fiorentino》を思い出すと話した訳です。

これは、イタリアの作家エドモンド・デ・アミーチスの
「クオレ(Cuore)」の中の一篇。
そこにそうした手袋をしている人が出てくると。

アミーチス、「クオレ」と聞いて思い出したというか、
先日、見たテレビ番組が頭の中に蘇りました。

テレビ朝日の「くりぃむナントカ」という番組です。
http://www.tv-asahi.co.jp/nantoka/
11月12日の放送で、「クイズ!いきなりラストカット」というのを行っていました。

これは、アニメの最終回のラストカットをあてるというクイズ形式のコーナー。

出題されていたのは、アニメの「母をたずねて三千里」です。

この原作は、同じくアミーチスの「クオレ」の中の一篇で、
原題は「ピレネーからアンデスまで」。《Dagli Appennini alle Ande》
原文テキスト(イタリア語)
http://it.wikisource.org/wiki/Cuore/Maggio/Dagli_Appennini_alle_Ande
青空文庫の翻訳(日本語)
http://www.aozora.gr.jp/cards/001048/card45381.html

このアニメは、フジテレビ系列の「世界名作劇場」で、
1年間かけて放送されていたシリーズの確か第三作でした。

「アルプスの少女ハイジ」、「フランダースの犬」、そして
「母をたずねて三千里」だったかな。
(すみません。正確には、「アルプスの少女ハイジ」は、「世界名作劇場」ではないよう)

自分も結末は忘れていたのですが、解答を見て、思い出しました。
そうか、そうか、ジェノバに戻ってきて、家族が一緒になるんだよなー。

そんなことがあった後の、13日のイタリア人との会話です。
そこで、彼に聞いたのです。

「ジェノバが舞台で、主人公がマルコっていうアニメ、知ってる?」

そしたら、「もちろん。イタリアで見ていたよ」ですって。

以前にも書きましたが、イタリアは、
ヨーロッパの中でもとりわけ、日本のアニメをよく流している国。

もう随分前から、テレビでイタリア語のアニメを放送しており、
イタリア人の若い人は、日本のアニメをよく知っています。
(ボローニャ、ミラノなどには、アニメの専門店も)

ちなみになんでそんなことを彼に聞いたかというと、
彼の名前がマルコで、出身地がジェノバだからです。(本当です!)

彼は日本に来てから、もう会うほとんどの人に、この質問をされると言っていました。

今回、原作を読んでみたんですが、やっぱり原作とアニメは違っていました。
原作の方は、お母さんが手術をして助かるところで終わっているんですねー。
つまり家族がジェノバで揃うというのは、アニメの創作のようです。

考えてみれば、短編を1年間のアニメにするのですから、
相当、新しいエピソードをつくらないと難しいですよね。

それはともかくこの「母をたずねて三千里」は、
ジェノバに限らず、イタリアではよく知られています。

一方、現地で、つい最近まで知られていなかったといえば、
「フランダースの犬」です。

舞台は、ベルギーのアントワープ。
しかし、ベルギーの人たちは、この物語をほとんど知らなかったのです。

1980年代になって、日本人の観光客が、アントワープにやってきて、
「ネロのいた家はどこ?」とか「ネロが見た絵はどこで見られるの?」
などと度々聞くので、ようやくそうした物語があると知ったのだそう。

なぜベルギーの人が知らなかったのか?

それは、「クオレ」と違って原作「フランダースの犬」が、
ウィーダOuida(本名Marie Louise de la Ramée)という
イギリス人女性作家によって書かれたから。

この物語が、ベルギーで読まれるようになったのは、つい最近。
市役所のコルティールさんが、日本人観光客からこの物語を知らされ、
そして原作を発見し、翻訳したそうです。
また2003年には、記念碑が大聖堂前の広場に建てられています。

またネロとパトラッシュの住んでいたところは、アントワープ郊外の
ホボーケンHoboken地区とコルティールさんが推定。
そこには、1986年にネロとパトラッシュの銅像が建てられたそうです。
(ニューヨークのハドソン川をはさんで対岸の町がニュージャージー州のホボーケン。
野球発祥の地、アメリカでの機関車発祥の地。フランク・シナトラの出身地)

2007年5月26日、、毎日新聞の記事。
《「フランダースの犬」の舞台、歩いてみたかったベルギーの街》
http://mainichi.jp/enta/travel/tazunetai/archive/news/2007/20070526dde012070028000c.html

ところで、「フランダースの犬」の原作者ウィーダは、
後にイタリアに移住し、動物愛護協会設立に尽力した人物だったようです。

ウィキペディア情報ですが、ある時には、犬を30匹以上飼っていたほどの
犬好きで、動物の権利の擁護者だったようですね。
(最後は、トスカーナ州のビアレッジョで貧困のうちに亡くなっているとか)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ouida

ところで、アミーチスは、1846年10月21日生れで
1908年3月11日に亡くなっています。
ウィーダは、1839年1月7日生れで1908年1月25日に逝去。
(1874年にイタリアに来ている)

完全に重なっていますね。
同じ作家同士、交流はあったのでしょうか?
気になります。

冒頭で書いた指先なしの手袋。これは、モンベルのもの。
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自分が持っているのは、下のに近いかな。
室内で、キーボードで入力する時に使っています。
温かくて、しっかり手と指をサポートするので、疲れにくい気がします。
寒い中、死んでいったネロに、せめて指なしの手袋でも使わせてあげたかったなー。
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短くまとめたダイジェスト版がセットになって発売されているんですね。
「世界名作劇場」<完結版> Aセット 「フランダースの犬」
「母をたずねて三千里」+「レ・ミゼラブル 少女コゼット 第1話」

あれ、「フランダーズの犬」は、実写の映画もあったはずだが…。
現在、DVDは売り切れのよう。
こちらは、アニメの放送をもとにした劇場版。
劇場版 フランダースの犬
バンダイの「フランダースの犬」のサイト。
http://www.bandaivisual.co.jp/kidstop/meisaku/flanders/flanders.html

こちらも劇場版。どんな形にしても名作だなー。
MARCO 母をたずねて三千里
バンダイの「母をたずねて三千里」のサイト。
http://www.bandaivisual.co.jp/kidstop/meisaku/marco/

11月22日に「クオレ イタリア少年物語」が、
一友社というところから漫画で出されるよう。
http://www.ichiyusha.co.jp/hpgen/HPB/entries/36.html
そのサイト内で試し読み出来ます。
http://www.ichiyusha.co.jp/hpgen/HPB/entries/36.html#2
なお上にあげた《Il piccolo scrivano fiorentino》
「フィレンツェの少年」も一部試し読み可能。
http://www.ichiyusha.co.jp/fiorentino.pdf


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