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宮中晩餐会のメニュー、ワインは? 胡錦涛国家主席は、どれくらいの扱いを受けたのか? [グルメ]

先日、開かれた宮中晩餐会。

詳しいメニューを載せていたのは、毎日新聞でした。

2008年5月8日。
《宮中晩さん会:「きずな」再確認 胡・中国主席スーツ姿、なごやかムード》
http://mainichi.jp/select/world/news/20080508ddm041010128000c.html

特にワインを見てみましょう。

「 《飲み物》
・白ワイン(ピュリニィ・モンラッシュ1996)
・赤ワイン(シャトー・ラトゥール1990)
・シャンパン(モエ・エ・シャンドン、ドン・ペリニョン1995)」

おお、すごいですね。

なぜ毎日新聞は、宮中晩餐会のメニュー、ワインリストを
記事にしているのでしょうか?

それは、まさにこの宮中晩餐会のメニュ、ワインが、
その客人の扱いを示すものであるからです。

それを明らかにしたのが、現在、毎日新聞の専門編集委員を
務められている西川恵さんでした。(男性です)

パリ特派員時代に、フランスの晩餐会の
メニュ、ワインを調べ、本にされたのです。

エリゼ宮の食卓―その饗宴と美食外交 (新潮文庫)

またその後、フランス以外の国の外交を、
食事、ワインから分析した本も出版されています。
晩餐会で出されるワインの銘柄、食事で外交の意図がわかる。
ワインと外交 (新潮新書 204)
新潮社の「ワインと外交」のページ。
http://www.shinchosha.co.jp/book/610204/

ワインに関連するエントリー
逆手でワインは死の合図
知恵の輪ワインボトル。解けないと飲めない。イタリア人は大丈夫か?

1998年の金大中韓国大統領来日の際の
宮中晩餐会でのワインリスト(読売新聞社)。

シャンパン(モエ・エ・シャンドン、ドン・ペリニョン 1988)
白ワイン(シャブリ・グラン・クリュ、レ・ヴォーデジール 1988)
赤ワイン(シャトー・ラトゥール 1981)

今回の晩餐会のメニュとワインについて、
TBSラジオの「ストリーム」という番組内で、
解説されています。

《5/8(木)ニュースさかさメガネ
『最高の年の最高級ワインを用意~宮中晩餐会を読み解く』
http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/2008/05/58_952a.html

西川さんもおっしゃっていますが、
1990年のシャトー・ラトゥールがすごいですね。

番組では、楽天で10万云々と小西さんがおっしゃっていましたが、
そんなに安い所はあるのでしょうか?(聞き間違いか?)
20万は超えているような気が…。

Pauillac (ポイヤック) AOCGrand Vin de Chateau Latour
[1990]グラン・ヴァン・ド・シャトー・...

LATOUR 1990シャトー・ラトゥール 1990

「シャトー・ラトゥール」のサイト。
(日本語サイトもあります。音が出るので注意!)
http://www.chateau-latour.com/index.html

ワイナリー(シャトー)自身によるビンテージ。
これを見ると1990年よりも、近年の1994年、1998年、1999年、2001年が
さらに傑出していることがわかります。
(まだ飲み頃ではありませんが)
http://www.chateau-latour.com/synthese/milesime.html

シャトー・ラトゥールは、かつて評判を落としたことがあり、1990年から復活。
さらに近年は、ブドウの収穫を厳選し、生産量を減らしているそうです。

そのため、質が向上したのはいいのですが、
世界的な需要増に追いつかず、急激に値段が上がっています。

昔は、自分でもちょっと無理すれば飲めたのですが、
今となっては…。

追記
5月10日、毎日新聞朝刊。
《グローバル・アイ:宮中晩さん会 「最上の歓待」独自に貫く=西川恵》
http://mainichi.jp/select/world/news/20080510ddm007070003000c.html

ちょっと意外だったのが、
《皇室は「大国、小国にかかわらず、最高のもてなしで歓迎する」のがルールで、
どの国賓にも同様のフランス料理と、最高級のワインを出す。》
との記述。

確かに上の韓国の金大中大統領のワインも
いいワインですねー。

むしろ、世界の中では西川さんもお書きになっているように例外的。

《米ホワイトハウス、英バッキンガム宮殿、仏エリゼ宮についていえば
「ゲストによって差をつける」のがむしろ普通なのだ。》

どのように決めるかというと、
《自国とその国の関係性、首脳同士の親しさの度合い、供宴に特別の意味合いを
付与したいかどうかなどによってメニュー、特にワイン(格付けや値段)が選ばれる。》

アメリカ、フランス、さらに王室のイギリスも、差を付けている。

皇室外交は、そうしたあり方とは、全く異なるということですね。

追記2
産経新聞もネット上に宮中晩餐会のメニュを。
《【胡錦濤氏訪日】ツバメの巣、ドンペリ…宮中晩餐会のメニューなど公開》
http://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/080507/imp0805072046005-n1.htm
演奏曲目も出ています。

なお産経新聞のパリ特派員の山口昌子さんも、
エリゼ宮について書かれています。

【書評】『エリゼ宮物語』山口昌子著
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/071118/bks0711181818005-n1.htm
エリゼ宮物語》(アマゾン)
さらに産経新聞上に掲載されたコラムをまとめた
フランスよ、どこへ行く
ココ・シャネルの生涯について記した本が文庫になっています。
シャネルの真実 (新潮文庫 や 61-1)

西川恵さんと手嶋龍一さんの対談。
http://www.ryuichiteshima.com/news/another/allyomimono_200706.htm


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nikitoki

2019年5月27日、《天皇陛下のおことば》《国賓 アメリカ合衆国大統領閣下及び同令夫人のための宮中晩餐 令和元年5月27日(月)(宮殿)》、
http://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/48
by nikitoki (2019-05-28 10:01) 

nikitoki

2019年5月27日の宮中晩餐会のメニュー、提供されたお酒が発表されています。
《フランス料理6品 米国民謡でも友好演出 宮中晩餐会》
https://www.sankei.com/life/news/190527/lif1905270045-n1.html
ワイン(白、赤、シャンパン)のグレードを見ると、やはり最高級ですね。ピュリニー・モンラッシュ2002、シャトー・ラフィット・ロートシルト1996、モエ・エ・シャンドン・ドン・ペリニヨン1999。
by nikitoki (2019-05-28 10:07) 

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