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ボストンマラソンで2時間3分2秒。でも世界新記録ではないってどういうこと? 世界最長マラソン記録は? [気になるニュース]

歴史あるボストンマラソン。
今年で115回目だそうです。

18日に開かれた大会男子の部で、
ケニアのジョフリー・ムタイが、なんと2時間3分2秒の
おそるべきタイムで初優勝。
(2位もケニアの選手。モーゼス・モソップは2時間3分6秒)

おお、これはすごい。

2008年のベルリンマラソンで
エチオピアのハイレ・ゲブレシラシエが出した
2時間3分59秒を1分近く上回っています。

2時間の壁も突破してしまうのでは……と思わせる記録ですが、
なんと「世界新記録」ではないのだそう。

なぜ?

それは、このボストンマラソンのコースが、
国際陸連の公認コースではないため。

世界新記録と認められるためには、
国際陸連が定めた基準をクリアしていないと
いけないのですね。

以前、マラソンコースの計測方法、
公認コースについて書きました。

かなり厳密な規定があり、
資格をもった計測員が計測。
公認をとっても、5年ごとに再計測を
行わないといけないようです。

ボストンマラソンで引っかかるのは、おそらく以下の規定。

スタートとゴールの直線距離をレース総距離の半分以下に収めること。
つまりマラソンの42.195キロの場合、21.0975キロ以内でないといけません。

ボストンは片道コース。
発着点の直線距離は、主催者によれば総距離の91%であるため、
公認がとれないのだとか。

ちなみに東京マラソンも片道コースですが、
発着点の距離は上記の条件内であり、
公認の条件を満たしているそうです。

(さらにボストンはスタート地点とゴール地点の高低差が
141メートルあり、これも、ひっかかるような気が)

ボストンマラソンで思い出すのは、瀬古利彦さんと、
日本出身のゴーマン美智子さんがそれぞれ2回優勝していること。

そして今回、知ったのですが、日本人は、瀬古さんの他、
田中茂樹さん、山田敬蔵さん、浜村秀雄さん、
重松森雄さん、君原健二さん、采谷義秋さんの7人も優勝しているんですね。

ところが、田中さん、山田さん、浜村さんは、
走ったコースの距離が後になって不足していたことがわかり、
優勝という事実は残るものの、記録は公式なものとは、
認められていないそうです。

1953年の山田敬蔵さんの2時間18分51秒という記録は、
当時の「世界最高記録」だったんですね。

「ボストン・マラソンで山田敬蔵優勝」
http://showa.mainichi.jp/news/1953/04/post-c2d1.html

距離不足なんてことがあるんだなー。

1953年の山田さんの活躍は映画化され、翌1954年に
「心臓破りの丘」とのタイトルで、公開されています。
http://movie.goo.ne.jp/movies/p23909/

そうよく「心臓破りの丘」と言いますが、
このボストンマラソンの
最後のコースの坂(丘)のことですね。

山田さんの故郷の秋田県大館市では、
毎年4月29日に、山田記念ロードレースが、
行われています。
2010年4月29日に第58回大会が開かれていますが、
もともとこれは、山田さんが、ボストンマラソンで
優勝したのを記念して始められたもの。

今年も開かれるようです。
《山田記念ロードレース大会》(第59回)
http://www.city.odate.akita.jp/dcity/sitemanager.nsf/doc/yamadaroad

《今回の招待選手は大会のシンボルでもあり、大館市名誉市民でもある山田敬蔵さん》

山田さん。招待選手として参加されるようです。

なおボストンマラソンには1953年、1957年、1975年、1976年、
そして1995年から2009年まで毎年出場。

ボストンマラソンには、優勝した年から50年たつと大会に招待
という制度があるのだそうですが、優勝50年にあたる2003年には、
招待選手として出場されています。

なんと優勝年1953年にちなんで、
1953というゼッケン番号は
山田さんのみが使える番号だとか。

2009年にフルマラソンから引退。
その時の新聞記事には、フルマラソンは引退するものの、
走るのはやめないこと。毎日、お住まい近くの多摩川沿いを
20~30キロ走っていると書かれていました。

2009年1月時点での通算走行距離は35万キロ。
次の目標は、「地球から月までの距離とされる約38万キロ」。

これまたすごいですね。

関連エントリー
あなたは足をつかずに42.195キロ、走ることが出来ますか? マラソンのコースの測定方法。

ところで、マラソンにちょっと詳しい方の中には、
マラソンは、コースによって条件が違うので、
国際陸連は、記録の公認をしないため、
「世界記録」「新記録」と言わず、
「日本最高記録」「世界最高記録」としていたはずだ
とご記憶の方もいらっしゃるでしょう。

以前は確かにそうでした。

ところが国際陸連は、上に記したように
記録を公認する様々な条件を設け、
2004年から、マラソンなど道路競技でも、
条件を満たせば、
「新記録」「世界記録」と表現するようになったのですね。

ですから、もしボストンマラソンが公認コースであれば、
この2時間3分2秒の記録は、
文句なく新記録であり、世界記録と言えたのですが。

2004年より前→世界最高記録、日本最高記録
2004年より後 公認コース  世界(新)記録、日本(新)記録
         未公認コース 世界最高記録、日本最高記録

ボストンマラソン
http://raceday.baa.org/

マラソンの「世界最長記録」は日本人。
箱根駅伝の生みの親である故・金栗四三さんです。

記録は54年8ヶ月6日5時間32分20秒3。

どんなストーリーがあるのでしょうか?
《マラソンの父 金栗四三》
http://www.city.tamana.lg.jp/hisho/tamananoyumeijin/kanagurishizou/marasonnnochichi_kanagurisizou.html
http://www.educ.city.ibaraki.osaka.jp/sinonome-j/club/rikuzyou/mesezi/kanaguri.pdf
マラソン、やってみたいですね。
小出 義雄さんの本。

マラソンは毎日走っても完走できない―「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42.195キロ (角川SSC新書)》(アマゾン)

金哲彦さんの一冊。

3時間台で完走するマラソン まずはウォーキングから (光文社新書)》(アマゾン)



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コメント 1

nikitoki

2018年のボストン・マラソン。市民ランナーの星である川内優輝選手が優勝しました。日本人では瀬古さんに次いで2人目の快挙。素晴らしいですね。
by nikitoki (2018-04-17 13:11) 

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