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またもや広辞苑第七版で間違い? 今度は「坊守」。

10年ぶりに改訂され、
2018年1月12日に発売された
広辞苑第七版。

これまで、台湾の記述に関してクレームがつき、
さらにLGBT、しまなみ海道の
説明に間違いが見つかり、
謝罪・訂正という騒ぎになっています。

さらに今度は、「坊守」の記述に
疑義が出ています。




「坊守」(ぼうもり)は、
《(1)寺坊の番人。
(2)小さい寺の身分の低い僧。》
そして
《(3)浄土真宗で、僧の妻。だいこく。》

ところが、この最後の記述に関して、
岐阜県で「坊守」を務める男性が、
「女性住職の配偶者や家族も坊守になれる」と、
訂正を要求しているのです。

しかし岩波書店は、
「一般的、典型的な意味を掲載するのも
国語辞典の役割。誤りとまでは考えていない」
と答えています。

なお坊守は、第七版で新たに入った項目ではなく、
すでに第六版にも収録されています。
(第六版から第七版の間に、規定が改定?)

他の辞書ではどうでしょう。
スーパー大辞林3.0では、
《(2)浄土真宗で,僧侶の妻をいう。大黒。》

精選版日本国語大辞典 では、
《③ 真宗の僧の妻をいう。》

《コトバンク》《坊守とは》
https://kotobank.jp/word/%E5%9D%8A%E5%AE%88-628589

《寺坊の番人を指すが,とくに真宗では,住職の妻をいう。》

他の辞書も一般的に、「妻」としていますね。

今回、訴えた坊守の男性は、
岐阜県北方町の西順寺(本願寺派)の
65歳の三浦真智さん、
その妻が住職を務めています。

浄土真宗の少なくとも本願寺派と大谷派では、
女性住職の配偶者や、その家族も坊守になれる
と、宗派の法規が改定されていると訴えています。

《2017(平成29)年度 「坊守式及び坊守式研修」開催要項
2017年09月01日》では
http://www.hongwanji.or.jp/project/recruit/r002080.html
以下のように記述されています。

《4.参加対象》
《寺族規程第4条第1項に規定された坊守
※『坊守とは、前条の規定による寺族のうち、
住職の配偶者及び住職であった者の配偶者又は
住職が適当と認めた二十歳以上の寺族で、
寺院備付の坊守名簿に登録された者をいう。』》
http://www.hongwanji.or.jp/project/recruit/r002080.html

配偶者ですから、男性も女性も含みますね。

《宗教法人「本願寺」寺法》
http://www.hongwanji.or.jp/source/pdf/jihou.pdf

《(坊守)
第16条の2 住職の配偶者を、坊守という。》

《浄土真宗本願寺派宗法》
http://www.hongwanji.or.jp/source/pdf/shuhou_20140514.pdf
《(坊守)
第26条 坊守とは、前条の規定による寺族であって、
当該寺院備付の坊守名簿に登録された者をいう。
2 坊守は、坊守式を受けなければならない。》

2018年1月25日
《『広辞苑 第七版』読者の皆様へ――》

「エル‐ジー‐ビー‐ティー【LGBT】」と
「しまなみ‐かいどう【しまなみ海道】」の
項目の解説文に誤りがあると認め、謝罪の上、
正しい解説文を掲載しています。

《エル‐ジー‐ビー‐ティー【LGBT】
①レズビアン・ゲイ・バイセクシャル
 およびトランスジェンダーを指す語。GLBT
②広く、性的指向が異性愛でない人々や、
性自認が誕生時に付与された性別と異なる人々。

しまなみ‐かいどう【しまなみ海道】
本州四国連絡道路のうち、尾道・今治を結ぶルートの通称。
自動車道に歩行者・自転車専用道路を併設、
因島・生口いくち島・大三島・大島などを経由する。
全長59.4キロメートル。》
https://www.iwanami.co.jp/news/n23284.html

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nikitoki

2018年6月24日、朝日新聞、《「坊守」は僧の妻だけ? 広辞苑の説明に訂正求めたが…》との記事が。《届いた回答は、近年の規定変化を反映していないことは認めながら、歴史的に「僧の妻」という意味で使われてきた、と弁明。「次回改訂に向け検討する」というだけだった。取材に対し、広辞苑編集部は「伝統的には使われており、間違いではない」と説明した。》とのことです。なんか改訂したのに現状を説明しきれていないですね。編集部の言い分は苦しいいいわけという感じを受けました。
by nikitoki (2018-06-24 17:28) 

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